お久しぶりです。前回の更新から6か月強…一度仕事に悩殺されるとだめですね。年度末に集中した納期やらコロナやらで気の休まらない日々でしたが、弊社もおかげさまで在宅勤務の波に乗ることができ、どうやらブログ更新を再開できそうな兆しです。(やる気が湧けば)
ブログ更新自体はさぼっていたのですが、DIY自体はコツコツと進めており、今ではやや激しめにとっ散らかった家という状況までは持ってこれていますし、普通に不便なく生活できています。記事にまとめられていない作業を羅列すると以下の通りです。
- トイレの壁新設&扉調整
- 階段壁新設
- リビング天井ペンキ塗り
- 1階壁漆喰塗り
- リビング収納棚新設&テレビ壁掛け
- キッチン壁補修&吊り収納新設
- 洗面室作業机新設&乾燥機壁掛け
- 2階書斎 壁・天井ペンキ塗り、床タイルカーペット敷
- 2階寝室 押し入れ解体
- 2階寝室 壁ペンキ塗り、床仕上げ
こうして書き出してみると結構進みましたね…。残っているところは1階トイレ周りと玄関、2階のセカンドリビングのみとなっています。一応作業時はこまめ?にTwitterで呟くようにはしていたので、そちらを見てくださっている方は大体作業内容はお分かりかと思います。社会の自粛ムードに乗っ取って、なんとかすべてまとめられることを願います…。もはや作業した順番すらあやふやですけど。
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前回は1階床に関しては最後の作業となった、洗面室の「クッションフロア貼り」を行いました。面積が広い分、かなりイメージチェンジに繋がったDIYだったかなと思います。そして今回は上記リストの一番上にある、一度解体したトイレの壁を再び組み立てなおすという作業についてです。
↓ 前回の記事はこちら
1. 現況について
トイレと洗面室を区切っていた壁を解体し、扉の枠組みも取り外した状況です。う~ん、まっさらって感じ。開放感がすごい。個人的にはもうこのままでいいかなとも思っていたのですが、彼がものすごく嫌がっており、たまの訪問者もえらく戸惑った顔をしてたため、さすがに扉を付けましょうということに。そりゃそうよね。
当初の問題点
そもそもなぜ壁を壊したかというと、トイレの間口がすごく狭かったため。解体前は幅69cm×奥行200cmと、奥行きはさておき間口が一般的な寸法(幅80cm)と比べて10cm強も狭いのです。たかが10cmですが、もともと狭い空間にとって10cmは結構なインパクト。便座に座った状態で圧迫感あるのはいかがなものか。
ということで今回新設する壁の位置としては、一般的な寸法(幅80cm×奥行160cm)を満たすことを目標としました。
2. 壁を再組立て
新設壁の位置
目標を設定したものの、新しく壁を作るからと言って完全に希望の位置に設置できるわけではありません。今回でいうと、トイレのすぐ横は階段下のスペースなため高さに制限があり、「壁の位置を優先する=扉高さが低くなる。」「扉高さを優先する=トイレの間口が狭くなる」というあっちを立てるとこっちが立たず状態に。
あーだこうだと二人で話し合い、最終的には写真の方立の位置(赤く囲ってある部分)に取り付けることに。この位置だと開口部の高さはH=1960mm(もともとはH=2100mm)となりました。和室の襖よりは大きいな程度ですね。人によっては少し窮屈かもしれませんが、私たち二人ともそこまで身長があるわけではないため、特に問題はありませんでした。完全に私たちの都合のみ考えればいいのが自宅セルフリフォームの強みですね…。
既製扉枠の加工
さて扉枠の方立をどの位置に取り付けるか決めたわけですが、このままでは方立が長すぎて希望の位置にまっすぐ取り付けることができません。そこで方立を丸ノコでカットすることに。
既製品によくある、表面に化粧シートや化粧ボードが張り付けられているものをカットする場合は、カットしたいラインを覆うようにマスキングテープを貼り付け…
そのままカットすると、写真のように、化粧がささくれたりせずに綺麗にカットすることができます。
木材で骨組みをつくる
前回まるっとそのまま取り外した枠の下部も、扉同様にカット。
枠の長さを現地合わせしてしまえば、あとは取り外した枠を再度取付し、さらにその枠に合わせて木材で骨組を作るだけです。横材の位置についてですが、後々取り付ける石膏ボードの大きさ(W910mm×H1820mm)を考慮に入れて、ボードの端部が木材の中心にくるようにします。(写真右側)
本来ならばボードビスは303mmピッチに打ち込んでいくのが一般的なので、そのピッチに合わせて横材を入れておくのがベストなのですが、いかんせんめんどくさい。この壁面に何かを吊るしたり、取り付けたりする予定もなく、なにより手持ちの端材が少なかったため、今回は大分ラフな感じの骨組みに。
ついでにニッチ棚も作る
骨組み作りと並行して、トイレに収納が一切ない状況なので、W150mm×H300mm程度の木箱を端材で作って柱に取り付けました。ボードを張ればニッチ棚になる算段です。トイレに色々物を置くのが苦手なので、この程度の収納でOKかな。
石膏ボードをはりつけ
枠組みができたら、石膏ボードをどんどん張っていきます。いざボードを張る時になって、ようやくここに木材必要だったな?となりますが、その時は裏側から木材を追加すればいいだけのことです。その場その場でやっていきましょう。
トイレの内部はこんな感じに。赤く囲ってあるところが解体時に残した柱です。柱面に合わせて、壁をふかして誤魔化し誤魔化し。パテで平らに均し、仕上げとして漆喰を塗る予定です。(まだやってない。)
扉裏の壁は、方立の幅の関係で5mm厚のベニヤ板を張りました。
そして再び問題点
あまり深く考えずに作業しているため、石膏ボードが建具枠より出てくる場所が…。本来ならばあってはならないことですが、まぁ私たちしか住んでないし…物が当たるような場所でもないし…ということで安定の見ないふりです。壁の仕上げ後、ボードと枠の段差にコーキングをすることにしました。(まだやってない。)
3. 既製扉の加工
さて、壁を新しく作り、いよいよ扉を吊る作業です。建具枠同様に扉も下部をカット。カットするとこんな感じで真ん中が空洞になっています。別にこのままでも見えないしな、ということで横着し…
ホームセンターで、いい感じのサイズのコの字アングルを買ってきて、両面テープで扉の足元に貼り付け。そして足元にレールガイドを設置しました。
もともとの扉はアングルが埋め込み式なので、今回のように露出しているとやっぱり目立つかしらとも思いましたが…
いざ吊ってみると影になる部分で全然分かりません。(写真の銀色の部分がコの字アングル) ちゃんとガイドも嵌って開閉時に扉がブレることもなく、スムーズに動きます。
4. 階段下に収納棚を設置
さて無事にトイレを個室として囲ったことで、階段下のこのスペースを使う余裕が出てきました。現在の我が家は圧倒的な収納不足。このスペースに棚を作って、収納として使いたいと思います。といっても、大掛かりな作業は大変だし、材料買うのもお金かかるし…ということで
壁の骨組みに使おうと思っていた木材が少し余っていたので、適当な長さにカットした端材を壁にビスで留め、これまた残っていたパイン集成材の板を適当な大きさにカットし、上に乗っけて…
ハイ!棚完成!ストック品やら掃除用具やらなんやらかんやらを一カ所にまとめられるようになりました。カットの時間を入れても10分程度で完成です。スペースの幅がそれほど大きくないし、上に乗せるものも重量のあるものではないため、簡単な作りですが棚板がたわむ様子も特に見られません。
5. 作業を終えて
今回の作業で一番難しかったのが、扉枠の取付位置をどこにするかでした。改修は既存のものに合わせるしかない場合がほとんどなので、やはり難しいですね…。ある程度の妥協は必要なのかなと感じました。
しかしなんとか目標としていた「幅80cm以上」はなんとかクリア!扉の開閉も問題なく、我ながら、なんとか許容レベルの完成度になったのではと思います。
さて順番が前後してしまいますが、次はこの開放的な階段の壁をどうこうする作業についてです!
↓ (追記 2020.5.26) 階段室の壁を作り直しました。