外壁の補修も終わり、ようやく床材の張り直しに着手です。
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1.既存の床の状況
既存床はこんな感じの、比較的安価で知られる無垢材フローリング(スギ材)でした。今回はこの既存フローリングと業者さんが仮床として設けた合板を一斉に撤去し、根太を露出させる作業です。
一般的な床のリフォーム方法
ちなみに床のDIYの方法として、
- 既存フローリングの上に更にフローリングを張る方法(上張り工法)
- 既存フローリングの上に塩ビシート等を貼る方法
の二つが一般的で、かつ使用する工具も少なくて済みます。
ただ、彼唯一の希望が、「材種は問わないので無垢材のフローリングを張りたい。」ということ。以前の記事にも書きましたが、お高いイメージの無垢材フローリングと言えども材種によっては合板フローリング材とほぼ同額であることも珍しくありません。既存床がスギ材であり、スギ材の傷つきやすさ等によってデメリットを感じたことはなかったそうなので、今回も同材をチョイスすることにしました。
施工方法によって床の高さが変わる
さて肝心の施工方法を決めるにあたって、床の高さについて考えておかなければいけません。
フローリング材は大体厚みがt=12〜15mm程度なので、上張りにすると最低でもその厚み分は床の高さが上がる事になります。たまたま1階は全て引き戸にしたため、部屋ごとに段差をつければ扉の開閉には影響ありませんが、足元に見切り材や段差が付くのはなんとなく気になる…。
さらに部屋の形状が長細く、ただでさえ天井が迫ってくる感じがするなか物理的に15mmも底上げされるのか…イヤだな…よし!フローリング全部剥がそ!(ついでに断熱材も入れよ!)
2.既存フローリングの撤去
ということで、用意したものは以下の通り。
- バール…大サイズ・中サイズ 各種1本づつ
- 丸ノコ
- 木工用カットソー
- コンベックス
- 大工の友人
大工は彼の友人です。作業中に想定外のことが起きて、二進も三進も行かなくなったら助けてくれ!
いざ、作業開始
ベニア合板の仮床はビス留めされていただけなので、ビスをほどいて難なく撤去。そしてここで一応既存フローリングの厚みを確認。
t=15mmのフローリングを張れば床の高さを変えずにすみますね。
そして丸ノコでフローリングに細かく切り目を入れていきます。その切れ目を起点にバールを突っ込んでフローリングを細かく剥がしていこうという作戦。
が。
まさかの二重床仕様
んん…?(^_^)
ん~~~???(^_^;)
あ~~~~なるほどなるほど~~~~!!!(^_^;;;)
ここでまさかの上張り工法。そういえば一回家をリフォームしたとかしてないとか聞いた気がします…そっか…お前は一層"目"だったんだね…
これでさらに上貼りしてたとすると、まさかのフローリング三層状態になるところでした。ミルフィーユかよ。
気を取り直して作業続行
ここでまさかの事実が明るみに出たため、想定していた作業量が単純計算で倍に。(一層目剥がしてから更に二層目を剥がすため) しかし既にフローリングの一部は剥がしてしまいました。後には引けません。作業続行です。
ひたすら切り目を入れて剥がす。切り目を入れて剥がす、を繰り返し。
ついに一層目を全撤去!!!!これが上貼りになってなければ作業完了だったはずなのに!!
そして二層目も同様の作業を繰り返し……
二層目もほぼ撤去完了!根太が無事露出しました。これには大工もニッコリ。根太の状況は特に問題なさそうです。よかったよかった。
フローリング材を撤去したところで、次回は断熱材の施工です!
↓ (追記 2019.8.14) 床下に断熱材を入れました。